今回はめずらしく真面目なスピリチュアルなお話です。
私たちが不安になったり心理的に苦しむのは、私たちが本来の姿から遠ざかったときです。
本来の姿とは、「愛」です。
例えば、人を妬んで苦しみを感じている状態は、愛っぽくないですね。
愛っぽくない状態だから苦しみます。
自分のことを卑下して落ち込んでいるときも、あまり愛っぽくないです。
だから穏やかな気持ちになれないのです。
ここで気をつけたいのは、人を妬むのも、自分を卑下するのも、悪いことではないということです。
そう自分がしたいなら、してもいいのです。
ただ、心理的な苦しみから解放されたいのなら、愛っぽい状態を選択した方がいいということです。
愛っぽい選択とは、自分の心の声に従って行動することです。
人を憎むより、慈しむほうが愛っぽいと選択だと、心の声に耳をすませば、きっとわかるとおもいます。
虐待などをうけた経験がある人は、愛着障害などにより、愛っぽい選択をする難易度が高くなる傾向にあります。
(親から愛される経験が不足していると、愛し愛される方法がよくわからないからでしょう)
ひとをいきなり愛すのが難しいのなら、人を愛すのが難しい自分を受け入れ、そのような自分を愛す練習からはじめていくのがいいです。
ここでも、自分を愛さなくてはいけないというわけではなく、心理的な苦しみから解放されたいのなら、やった方がいいですよ。ということです。
そうやって愛っぽい選択をする練習を忍耐強く繰り返していると、少しずつ人生から心理的な苦しみが減っていくでしょう。
(物理的な痛みはまた別問題です)
また、愛っぽい選択をするのがやりやすい環境にある方もいれば、困難な環境の方もいるでしょう。
困難な環境を恨むのもいいですが、「配られたカードで勝負するしかないのさ、それがどんな意味であれ」とスヌーピーが言うように、まず受け入れるところから始めるのも一つの手だと思います。
うちで行う心理的な問題に対するセラピーも、愛っぽい選択をしやすくするお手伝いが多いです。
外部の環境を改善することで平安を得ることに限界を感じたら、一度セラピーを受けてみるのもお勧めします。