セラピーをやっていると、症状の後ろに隠れていた、本当の原因が見つかることがよくあります。
これは症状が発症したきっかけとは違い、遅かれ早かれ、症状を発症させる元となるものです。
多くの場合、心因性の症状は、抑圧された感情が姿を変えて現れたものです。
この感情は、いくつかの階層に分かれていて、セラピーをでは、それらを一つ一つ処理していきます。
興味深いのは、クライアントがはじめはまったく自覚していなかった、感情と症状の結びつきに自分自身で気づくことです。
そしてセラピーを通して気づいた感情を、クライアント自身がしっかり掃除してやると、症状は自然と軽くなっていきます。
お薬だと、このあたりの気づきが促されないのが難点なのかもしれません。